tre(トレ)のcrunch channel (旧:アコースティックな日々)

福岡県在住のシンガーソングライターtre(トレ)。弾き語りを中心とした様々な活動を行う。アコギのプレイ技術、弾き語りのシーン、宅録についてなどの記事を中心としてお送りしております。

【音楽をより】musician of musicianってどんな人の事を指すの??【楽しむ為の記事】

 

三寒四温がジワジワと感じるようになりましたが、布団がなかなか私を離してくれません。

 

 

どうもtreです。

 

 

さて、珍しく追記記事を書きます。↓↓

 


 

 

数年前の頃からの個人的なテーマで、以前より考えが上書きされて来たので改めてこの記事を書きます。

 

 

出来る限り万人に分かりやすく書いたつもりなのでよろしくお願いします。

 


ではタイトル↓↓

 

 

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

  • そもそもmusician of musicianって何??

 

 

言葉通りの意味を示すと、ミュージシャンのミュージシャンとなります。ミュージシャンが支持するミュージシャンという意味で理解して頂ければと思います。世間からの注目度とはまた違った角度から、楽曲や技術などでカリスマ的なミュージシャンが「musician of musician」であると私は考えています。

 

 

  • musician of musicianは個人個人によって違う。

 


ある人にとっては、あのバンドが、そしてある人によってはこのシンガーソングライターが、「musician of musician」であるということが有り得るのが難しいところです。

 


もちろんある種典型的な「musician of musician」と呼ばれるミュージシャンも大勢いらっしゃいますし、ミュージシャン側も「分かる人が分かればいい」と思って活動されている方々もいます。

 


しかし、技術面で優れているギタリストに共感を呼ぶのはギタリストである場合が多いですし、作詞作曲に優れているシンガーソングライターに共感を呼ぶのは、またシンガーソングライターである場合が多いですし、その中で各ジャンルに特化したものになっていくと更に細分化されていきます。

 


なので、個人個人によってmusician of musicianは違うという事です。

 

 

 

  • 商業的な尺度が通用しないmusician of musician

 


ここまでの記述をご覧になると、「売れていないけどカッコいい、凄いミュージシャンのこと?」というイメージが先行するのではないでしょうか。確かに一理あります。

 


世間的には売れていないと思われるミュージシャンでも、多くのミュージシャンが尊敬しているというミュージシャンがいます。それらは総じて、ポップスというものではない場合でも、一種の「芸術」として認められている、そういったミュージシャンがmusician of musicianであるという事だと思います。

 


しかし、商業的に成功しているミュージシャンの中にもmusician of musicianたるミュージシャンはいます。

 


ミュージシャンからも、そしてミュージシャンではない人からも、支持されているミュージシャンもmusician of musicianと言っていいと私は思います。

 


「ポップス=商業的音楽」であることは以前ブログにも書きましたが、「商業的音楽が芸術的音楽たり得ない」というのは必ずしも私はそうは思いません。

 

 

 


そう言った意味で、musician of musicianは商業的な尺度では良くも悪くも測り得ない存在であると私は思います。

 

 

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【おわりに】

 


この記事で私が伝えたかったことは、商業的な成功に関わらず、いいミュージシャンが沢山いるという事です。最初聴いた時は「なんじゃこれ」と思うミュージシャンでも多くのミュージシャンを知ることによって良さが分かってくるという場合もあります。

 


そしてもう1つ伝えたかったことは、商業的音楽をするミュージシャンとmusician of musicianは決して相反するものではなく、重なる場合もあるという事です。「売れてるからmusician of musicianではない」というわけではないという事です。

 


より多くの方がいいミュージシャンに、そして良い音楽に出会える事を切に願います。

 


ではでは

 


see U!!!

 


tre

 


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

【追伸】

 


You Tubeのオリジナル曲の総再生数が200回を超えました。皆様のおかげです!ありがとうございます!
 
 
次上げるのは4月以降になるとは思いますが、 今上げている5曲を聴き倒して下さるとありがたいです!
 
 
それぞれの楽曲はこちらより聴けますので確認をよろしくお願いします!
 
 

 
 
それでは改めて…
 
 
ではでは
 
 
tre

 

 

 

【知っておきたい】山崎まさよしのファンになる方法【6つのこと】

 


3月に入って週の都合上1つの記事しか投稿してませんが、100人以上の方にこのブログ観てもらえてるみたいです(震え

 


どうもtreです。

 


ギターが弾けてないので本当に話題がないのですが、最初の方に語った山崎まさよしの記事の焼き増ししようと思い立ちタイトル↓

 


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①基本的な知識


まずこの記事を開いた皆さま、山崎まさよしという男をご存知でしょうか?「誰だその男は!」「調べて観たらおっさんやんけ!」「あーこのブログで変にゴリ押ししてる人ね」など色々と意見はあるでしょう。

 


山崎まさよしという名前にピンと来なくても、こちらの曲を聴けば「聴いたことあるわ!」となるかもしれません。

 

 

↓↓↓

 

  • one more time,one more chance

 

  • セロリ

 


one more time,one more chanceは、「月とキャベツ」そして名作「秒速5センチメートル」の主題歌で、セロリはSMAPに楽曲提供した曲です。

 


さて、この2曲を山崎まさよしが作ったと知った時点で皆さまは山崎まさよしのファンと名乗っても全く問題はありません。

 


しかし、ただのファンになったところで「にわか乙!」やら「それだけ知ってるだけでしょ」と古参のファンの方々にグチグチと言われるのも癪に触るでしょうから、その他の曲についても、そして山崎まさよしの周辺についても語っていきたいと思います。

 

 

ユニクロのCMを担当にしてた。

 


こちらの2つのユニクロのCMも山崎まさよしが担当しております↓↓

 


 


 

 

変態入門編の記事をご覧になると、山崎まさよしについたの記述が出て来ますので興味があればご覧下さい。


↓↓↓


 


素人目で「なんか変な事やってるなー」と思って下さればそれで構いません。ファンも訳分かってないので。技術的な解説は上の記事を読んで頂ければ分かると思います。こんなことやっていたなぁという共通認識を高め合うための知識として頭に入れておきましょう。ポロっと口に出すと「こいつ、出来る…」と古参の方からの目が変わります。

 


③実はシチューのCMのあの曲も彼が!

 

 

  • お家へ帰ろう

 


この曲も実は山崎まさよしが作ってました。ファンの中では隠れた名曲として扱われていますので、「お家へ帰ろう良いですよね〜」というと古参の方もウンウンと頷いて肩を叩いてくれるでしょう。古参ファンの仲間入りまであともう少しです。頑張りましょう。

 

 

④オーディションで芸能界へ、しかし…

 


山崎まさよしは事務所オーディションで芸能界へ入ったのですが、天然ボケか狙ってかは定かではないのですが(おそらく天然)、間違えてミュージシャンではなくアクターオーディションに応募して、更に最終選考直前でその間違いに気付くという事をしでかしてます。会場で「間違えてこっちに来ちゃいました。」と正直に言うあたりが可愛いエピソードなのですが、せっかく来たんだから弾いてくれと言われて高評価を得て契約に至っていると言うエピソードがあります。音楽史に残る天然エピソードですが、結果的に山崎まさよしは俳優としても活躍していて、ファンの間では笑い話となっています。

 


⑤実は福耳のメンバー

 

  • 星のかけらを探しに行こう

 

  • 惑星タイマー

 


福耳はオフィスオーガスタスペシャルユニットで、その中枢メンバーに彼が居ます。スキマスイッチ秦基博さかいゆうの陰に隠れて実はいます。ファンからすれば、まさよしの声は一発で聴き分けれますし、ともすればギターの音まで聴き分けれます。まぁそこまで行かなくても、福耳も好きなんだよねぇくらいのスタンスでちょうど良いと思います。

 

 

⑥圧倒的な技術力と独特のセンス

 


先ほど上げたone more time,one more chanceにしろセロリにしろ、彼が現れる以前では絶対に出来る曲ではありませんでした。その卓越した技術力と独特のセンスによって名曲が生まれたのです。

 


彼の楽曲はポップスと形容するのには正しいのですが、正確には限りなくポップスに近いブルースなのだと個人的な解釈をしています。そしてそれは同時に、ポップスに限りなく近いカントリーでもあります。

 


彼は裏ベストアルバムにて、ディスク2を全てカントリーインストにするという暴挙に出ております。それでいて完結しているという凄まじいことをしてくれています。

 


有名でない曲は基本的にガッツリとカントリーであったり、ブルースだったりしてポップスとは離れてる印象を受けますが、日本人離れした独特な感性の持ち主であることは確かです。後にも先にも「山崎まさよし」というアーティストは生まれてこないと私は確信しております。

 


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【おわりに】

 


本当に愛らしく、器用で、それでいてアーティスティックであり、自分の世界を醸し出している、そしてこれ程までに自己完結出来るアーティストは果たして他にいるのかどうかというところまで私は思っております。

 


もちろん彼以外にも独特な雰囲気を出しているアーティストはたくさん居ますが、彼にしかないものは確実にあります。

 


ここまでブログを読んだ貴方は、山崎まさよしのファンと言って充分でございますので、是非私と語り合いましょう。そしてギターが弾ける方は山崎まさよし風にセッションしてみましょう!←

 

 

最後に私の好きな曲を何曲か載せて締めたいと思います。

 

 

  • アレルギーの特効薬

 

 

  • 中華料理

 

 

  • 僕と不良と校庭で

 


それでは!!

 


see U!!!

 


tre

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

【追伸】


You Tubeのオリジナル曲の総再生数が200回を超えました。皆様のおかげです!ありがとうございます!
 
 
次上げるのは4月以降になるとは思いますが、 今上げている5曲を聴き倒して下さるとありがたいです!
 
 
それぞれの楽曲はこちらより聴けますので確認をよろしくお願いします!
 
 

 
 
それでは改めて…
 
 
ではでは
 
 
tre

 

【アコギを知ろう】アコギ界の変態達【中級】

 


3月になってだいぶ寒さが和らいで来ましたね。

 


どうもtreです。

 


本ブログ初のシリーズ企画という事でこちらの記事の中級編を始めたいと思います。


↓↓↓



そしてタイトルドン↓↓

 

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○おさむらいさん

 

 

 

5.6年前にネットで知った化け物ソロギストです。ニコニコで活動されてましたので、「モザイクロール」のcoverの動画から彼を知ったような記憶があります。メロ、ハーモニー、ルート、パーカッションを綺麗に出し切っているところがもう素晴らしい。あとはレパートリーの豊富さ。現時点で100曲超え…。化け物かな…。作業用にもオススメです。是非検索してみて下さい。

 

 


押尾コータロー

 

 

多くのアコギの腕の立つ学生達を泣かせたであろう日本人筆頭のミュージシャンだと確信します。楽曲的にはオーソドックスなのですが、ソロギター特有のDADGADチューニングや、それの崩し、それ故のフォーミングの変化など泣かせてくれるポイントが数をしれません。あと押尾先生特有のクセも相まって技術的にも?マークが飛びっぱなしです。それでも多くの方がcover動画を上げていることから、練習すれば出来るんだと思いますが、私は観る事に専念します。

 

 


○トミーエマニエル

 

 

オーケィ。意見をまとめよう。クレイジーだね。

 

唯一無二のアーティストですね。そもそも持つ楽器を間違えているような気もしなくはないですが、ソロギターでフルピッキングなんて発想はないです。それでもあれだけの早弾きをすれば成り立つとでも言うのでしょうか?しかもあれチューニング弄ってないですよね?レギュラーで、そしてギター一本であそこまで会場を沸かす技術…おっさんつえーな…。ちょくちょく日本にも来てるみたいですので一度は観に行きたいなと思っています。もし良ければ一緒に行きましょう。

 


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【おわりに】

 

ソロギターが中心となって来ましたね。まぁタイトルに弾き語りって書いてないし、ブログタイトルにも弾き語りだけとは書いてない()。

 


この辺りから私も聴く専門になって来ます。まぁマネをしてギターを壊さないようにだけは注意しましょう…。特にトミーの動画の最後のネックを曲げるやつは絶対に真似をしないで下さい。ギターを痛めます。お金のある人だけ真似して下さい。

 


ではでは!

 


see U!!

 


tre

 

 

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【追伸】


You Tubeのオリジナル曲の総再生数が200回を超えました。皆様のおかげです!ありがとうございます!
 
 
次上げるのは4月以降になるとは思いますが、 今上げている5曲を聴き倒して下さるとありがたいです!
 
 
それぞれの楽曲はこちらより聴けますので確認をよろしくお願いします!
 
 

 
 


それでは改めて…
 

 

ではでは
 


tre

 

 

【徹底】未だに「ゆず」を超えるビギナーズアーティストが居ない件について【考察】

 

 

 

だいぶ寒さが和らいで来ましたね。春は近いのかな…?

 

 

どうもtreです。

 


さて、今日は割と真面目な記事を持って来ました。(いつも真面目な記事のつもりですが…

 


あくまで私の意見ですのであしからず…タイトル…ドン↓

 

 

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【はじめに】


多くの弾き語りをする人が、初心者に「何から練習すれば良い?」と聞かれた時に答えるアーティストに「ゆず」が居ます。

 


恐らく男性の弾き語りで一曲もゆずを弾けないという人は居ないのではないかと思います。

 


各なる私もゆずを勧める1人だった訳ですが、何でも良いからやってみようという方へシフトしましたね。

 


私のオススメする初心者の方の練習方法はこちらです↓↓↓

 

 

 


というわけで何故ゆずが選ばれるのかを簡単にまとめてみました。

 


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・基本的なコードを抑える事が出来る。

 

ゆずの曲の多くはメジャーコードを使用して居ます。それに加えて「C/G/Am/Em」のような王道進行を使う曲も多いです。

 


弾き語りは10曲ほどカバーしていくとある程度パターン化出来るようになるのですが、ゆずの曲は基本的なコード、そして基本的なコード進行で楽曲を構成されているのでそのパターン化に大いに貢献してくれます。

  

 


・基本的なストロークパターンを抑える事が出来る。

 


ゆずの楽曲はストロークに関しても非常にシンプルなものとなっています。

  

 

基本的なストロークパターンとしては


↓/↓↑/↓/↓↑/↓/↓↑/↓↑↓↑

 

ジャン/ジャンジャ/ジャン/ジャンジャ/ジャン/ジャンジャ/ジャジャジャジャ

 

 

とありますが、これさえ出来ればゆずの曲大抵出来るのではないかというくらいシンプルなストロークです。いくつかパターンはありますが、決して異端なパターンではなく、全ての楽曲に応用できるパターンとなっているので、非常に役立ちます。

  

 

ある程度このストロークパターンが安定してくるようになれば、他の曲をカバーしていくときもすんなりとストロークが出来てくるようになります。

 

 

・複数人で出来る。

 


ゆずの楽曲は1人でも出来るのですが、元々は2人でやるものです。初心者同士で「ゆずやろうぜ!」となった時に両者ともに練習出来、成長出来るというメリットがあります。

 


そして2人になったとしても、決して難しくはないのがゆずの良いところです。

 


某大阪出身の2人組も複数人で出来るという点はありますが、初心者には少し難しいところがありますね。

 


あとはハーモニカを入れたり、タンバリンを入れたりとやってて楽しくなってくるのもメリットとなっています。

 


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【おわりに】


楽曲の良さについて一切触れませんでしたが、私はアーティストとしてもリスペクトしてますし、そしてクリエイターとしても、ビギナーに優しい楽曲を作って提供してくれるという点でリスペクトしています。

 


ゆずの中で気に入った曲をやって頂ければ良いのですが、私なりに練習曲としてオススメする曲を紹介して終わりたいと思います。

 


ゆず/また会える日まで

 

 


ゆず/サヨナラバス

 


ゆず/いつか

 

 

 


ではでは!

 

 


see U!!

 


tre

 


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

【追伸】


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それでは改めて…
 
 
ではでは
 
 
tre

 

【レビュー】ポピュラー音楽の世紀/中村とうよう【新書】

 

 


運が良いのか悪いのか、インフル・パンデミックの波を無事に駆け抜ける事が出来そうです。

 


どうもtreです。

 


さて、ツイッターでもチラッと言ってましたが、久しぶりに本のレビューです。

 


↓↓↓

 

 

 

 

 

とりあえず写真を載せないと味気ないのでタイトルドン↓

 


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本文より

空前のできごとが相次いだ二十世紀の百年を、いろんな方が分析し、さまざまに総括しておられる。ぼくはこの世紀を“ポピュラー音楽の時代”としてとらえてみた。ポピュラー音楽こそ時代に生きてきた大衆の心を映す鏡だったのであり、これを見つめることで歴史の基底が明らかになると思うからだ。

 

という文面から始まります。この本が出版されたのが1999年ですので、大体20年ほど前に書かれたものです。

 


つまり二十世紀はクラシックのような芸術音楽と民謡のような民俗音楽との両方の要素を持った「ポピュラー音楽」が大衆の代弁として商品市場に出されて行った時代であるということです。

 


「ポピュラー音楽」も今日賑わっているような「ポップス」という意味よりも、ジャズ、ボサノバ、タンゴ、ブルース、ロック…というような多くのジャンルの総称として使われています。

 


「ニッポンの音楽/佐々木 敦(講談社現代新書)」や「j-popは死んだ/烏賀陽 弘道(扶桑社新書)」のような感覚でこの本を取ると少し違和感を感じるかもしれませんが、読みやすい文章とわかりやすい表現なので、音楽が趣味の方はすんなりと読めるかもしれません。

 

 

続いて、本書の中心的な部分を主観ですが、3つにまとめてみたいと思います。

 


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○「ポピュラー音楽」たる理由

本文より

商品として売るために作られた歌がポピュラーソングだ、と言っていいだろう。歌以外の楽器演奏の曲なども含まれるなら、商品として売るために作られた音楽がポピュラー音楽、ということになる。


ポピュラー音楽とは、商品として売られなければポピュラー音楽としては成り立ちません。楽譜販売にしろ、レコードにしろ、作曲家、作詞家と大衆とを結びつけてそこに金銭的なやり取りが発生する環境がなければ、ポピュラー音楽というものは存在しないのです。故にレコードやCDや楽譜印刷が出来なかった時代では、商業的な音楽という概念自体がなかったのでしょう。

 

○エンターテイメントの中の音楽

本文より

歌と芝居はどう繋がっていたか、などという設問は無意味である。どこの地域でももともとは、歌や芝居や、さらに踊りや、さらに踊りやお笑いや手品やアクロバットや、すべてがいっしょくたで芸能という不定形なものを成していた。

本文より

ただし音楽を商品化する資本主義の時代になって、芝居の要素とは切り離したポピュラー音楽という形が一応は成立する。

本文より

芸能の根っこを完全に断ち切ってしまった純粋な“音楽”などというものは、大衆の心には届かないのではないだろうか。

 


本書の中盤の内容です。各ジャンルのポピュラー音楽の生成の要素として、ショウと呼ばれるものがあった事から、音楽はエンターテイメントを構成する要素の一つであった事が挙げられています。また、商品として成り立つようになった音楽も、その中にエンターテイメント性を内包されていなければ大衆には届き辛いのではないかと提起されています。

 

 

○今後の見通し(20年前)

 

本文より

この本は、ポピュラー音楽とは商品として売るために作られた音楽だ、という定義からスタートした。だが、音楽を売るための代表的な商品形態だったレコードとかCDというものが、やがて消えようとしている。

 

本文より

本質は同じであっても、そこまでメディアの形も売り方も変われば、音楽産業の大変革を招くだろうことは疑いない。


本書の最後の章で語られています。業界の間で、配信という新たな売り方が出てくるという予想はされていたが、いよいよそれが動き出すという事が挙げられています。マドンナやマイケルジャクソンがMVという音楽と映像を融合させた(エンターテイメントに戻ったような)メディアを出して脚光を浴びたように、新たな変革が起きると筆者は述べています。

 


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ここまで読んでみての私の感想を述べます。

 


基本的な音楽と商業の関係性について学ぶに持ってこいの本です。二十世紀初頭のポピュラー音楽の黎明期のクリエイターの苦労や最期について簡単に納得いきましたし、また各音楽の成り立ち、個人的にこの本書を買うに至ったジャズの成り立ちの記述には、唸るものがありました。

 


ほとんどの章が、ポピュラー音楽の成り立ちについての記述ですので、商業的なものに興味がない方も、音楽の記述で楽しめるかと思いますし、逆に音楽と商業のある種「忖度」というものが見えてくると思います。

 


決して軽い読み物とは言い難いですが、音楽が本当に好きな方、ミュージシャンの方、また音楽の商業主義について批判的な考えの方などの方にオススメしたいです。

 


適当に古本屋で買ったにしてはとてもいい買い物をしましたね←

 


改めてアマゾンではこちらから

↓↓↓

 

ポピュラー音楽の世紀 (岩波新書)

ポピュラー音楽の世紀 (岩波新書)

 

 

過去の本のレビューはこちらから

 

↓↓↓

 

 


それでは

 


see you!!

 


tre

 

 

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【追伸】


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次上げるのは4月以降になるとは思いますが、 今上げている5曲を聴き倒して下さるとありがたいです!
 
 
それぞれの楽曲はこちらより聴けますので確認をよろしくお願いします!
 
 

 
 
それでは改めて…
 
 
ではでは
 
 
tre

 

 

【どっちがいいの?】最初に買うアコギは安いアコギ?高いアコギ?【考察】

 


いざ修羅に入る!

 


どうもtreです。

 


弾き語り界永遠に定まらないテーマについにこのブログも足を踏み入れました。

 


こんな私がこの危険な話題に手を出していいのか甚だ疑問ですが、煮るなり焼くなりして下さい。

 


ではタイトルドン↓

 

 

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今まで有り難いことに、初めて買うギターの相談に乗ることが多かったのですが、高い物が良いのか安い物でいいのかというところは難しいところですね。

 


色んな人の意見を聞きますが、私も然り人によって答えが違うんですよね。正直私も答えに困るところなのですが、安いのが良いのか高い方が良いのかのそれぞれのメリットとデメリットについて考えてみたのでまとめてみます。

 

 
そもそものアコギの値段帯についてはこちらの記事を参照下さい↓

 


 

 

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○安いギターを買う

 

  • メリット

 

  1. 初期投資が少ないので、気軽に始めてるし、万が一辞める場合でもダメージが少ない。
  2. カラーバリエーションは安いギターの方が豊富な場合が多い。
  3. とりあえずギターという物が知れる。

 

 

  • デメリット

 

  1. いつでも辞めれるという意識が、練習不足の原因にもなり得る。
  2. ギターの質はどうしても落ちるので、チューニングが狂いやすい個体もある。続ける場合は新たにギターを買う必要が出てくる。
  3. 安くても良いものはあるが、人前で演奏する場合には向かない場面が多い。

 


○高いギターを買う

 

  • メリット

 

  1. 「高いモノをせっかく買ったんだから練習しよう」とモチベーションの物理的向上に繋がる。
  2. 安い物よりも音は出やすいので、上手く聞こえる。上手く聞こえるので、上達が早くなる。
  3. 良いギターの音色を早々に知ることになるので、より知識の幅が広がりやすくなる。
  4. そのギター1本で良い。

 

  • デメリット

 

  1. 初期投資がかかるので、辞める場合は非常に大きな損失となる。
  2. 高いギターほど繊細である場合がほとんどなので、メンテナンスに気をつける必要がある。
  3. 良いものを知ってしまっている故に次に買うギターも高くなりがちである。

 

 

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最早どっちが良いかなんて宗教ですね。大学のサークルなんかで先輩面した奴に高いの、安いの云々ぬかすわけですが、どちらの方が優れているかなんてことはないですね。

 


ここで終わると、結局どうすれば良いんだよとなると思うので、私なりの意見を述べたいと思います。

 


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○何でも良いからタダで貰う

 


親兄弟、親戚、友人からタダで貰う、若しくはタダ同然で貰うという手があります。ギターマニアの友人を見つけて、「ギター良いな〜始めたいな〜」って言うと20〜30%の確率でギターを貸してもらえたり、何とかしてギターをくれたりします。その分、アレコレと聞いてないことまでギターの事を教えてくれますが、そこは知識として受け取ってあげて下さい…。

 


最初は教えて貰う方が良いので、ギターのついでに弾き方まで教わると良いと思います。1人だとどうしても続きにくいので、人と会って話すと割と続きやすいと思います。

 


なのでギターを始めたい方は是非ギター好きな友人知人をあたってみて下さい。

 


もし周りに居ない場合は、ギターの購入する必要があります。上記のメリットデメリットを考慮して、自分に合ったものを購入してみて下さい。

 


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【おわりに】

 

この議論は向こう100年は永遠に決着はつかないと思いますね。

 


高い安い以外にも、「形が気にいったらそれを買え」教の方や、「エレキから始めても良いんじゃない」教の方もいらっしゃるので、決着はつきませんが、それぞれのメリットデメリットを考慮して選択して下さい。

 


ギターを買う段階、つまりスタートダッシュは大事ですが、それ以上にウダウダ言わず適当に買ってさっさと始めることも大事です!

 


意外と勢いって大事だったりします←

 


何かしらの形でギターを手に入れた初心者の方はこちらのブログで、練習方法をまとめてますので宜しければご覧下さい!


↓↓↓


 

 

それではまた来週!

 


see U!!!

 


tre

 

 

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【追伸】


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それでは改めて…
 
 
ではでは
 
 
tre

 

 

【アコギを知ろう】アコギ界の変態達【入門編】

 


【報告】

 


先月初の月間pv500を達成する事が出来ました。多数の閲覧を頂きまして本当にありがとうございます。

 


すでに今までの知識、経験の貯金は底を尽きかけてますが、インプットし続けてアウトプットしていけるように努めてまいりますので、よろしくお願いします。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 


ほーしーきーらきーらーっ♩

 


どうもtreです。

 


最近アーティストの紹介をしていなかったなと思い返し、多くの方にアコギの深さを知ってもらいたいと思いこの話題をドン↓

 


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村下孝蔵

 


 


あの、はい理解が出来ません。入門編と銘打っていて早速理解が出来ないかと思われますが、ご了承下さい。

 


シンガーソングライターであり、トッププレイヤーでもあった村下孝蔵様を紹介させて頂きます。

 


天が彼に与えたものは、歌声、作曲センス、作詞センス、ギタープレイの技術と我々プレイヤーが一つでも持ち合わせるのがやっとなものばかりです。

 


高難易度のソロギターを「遊び」と評した彼の言葉の裏には、数知れぬ自信、実力が見え隠れします。

 


クラシックギター、フラメンコギター等の技術も入っているので、理解しきれない部分がたくさんありますが、ギターを愛し、様々な技術を取り込む姿勢は学ぶべきところがあるかもしれません。

 

 

山崎まさよし

 


 


「簡単なポップスですよ〜感」を出しておいていざカバーしようとすると「やってられるかぁ!!」となるアーティストNO.1のお方です。詳しい解説は以前のブログに書きましたので、補足程度で書きます。

 


 


彼の変態具合はギターの中に収まるところを知りません。楽曲、コード、ストロークパターンは言わずもがな、弾き語りの周辺領域であるブルースハープ、カズー等の楽器でも常人には到達し得ない域まで極めてます。

 


私にとっては「神」のような存在ですが、変態入門編という事で取り上げさせてもらいました。

 


・ジョンメイヤー



 


「ライブでこれ…?」、もう一度言います、

ライブでこれ?!

 


変態と呼ばずに何と言いましょうか…。

 


彼もまた神に愛された男で、作詞、作曲、プレイ、歌声、それに輪を掛けてプロポーション、ルックスも与えられた方です。我々凡人が到達し得ない変態です。

 


故にエロいです。

 


独特のフィンガリング、そしてブルースという日本人にとってあまり身近ではないジャンルなので、「一生彼の曲しか弾かない」くらいの意気込みがないと完コピは難しいと思いますが、やってみる価値はあります。

 


ちなみに私は完コピは諦めました。

 


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【おわりに】

 


久々のアーティスト紹介でしたが、まだまだ知識が至りませんので、各アーティストのファンの方にはご了承頂きたいです。

 


また機会をみてアーティスト紹介が、出来れば良いなと考えているのでよろしくお願いします。

 


いつか変態と呼ばれたい(小声

 


ではでは

 


tre

 


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

【追伸】

 

You Tubeのオリジナル曲の総再生数が200回を超えました。皆様のおかげです!ありがとうございます!


次上げるのは4月以降になるとは思いますが、 今上げている5曲を聴き倒して下さるとありがたいです!



それぞれの楽曲はこちらより聴けますので確認をよろしくお願いします!

 



それでは改めて…


ではでは


tre