tre(トレ)のcrunch channel (旧:アコースティックな日々)

福岡県在住のシンガーソングライターtre(トレ)。弾き語りを中心とした様々な活動を行う。アコギのプレイ技術、弾き語りのシーン、宅録についてなどの記事を中心としてお送りしております。

「J-ポップ」は死んだ 烏賀陽弘道 を読んでの感想・レビュー

 

 

寒くなってきましたね…

 

 

treです。

 

 

今日は本のレビューをしようかと思います。

 

 

やった事ないけど…

 

 

まぁ至らぬ点があればご指摘ください。

 

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本屋に立ち寄って新書を探すというのをここ1.2年やっておりまして、過去にも主に経済学とかの本とか読んでおりました。

 

 

音楽系の新書としては、過去にニッポンの音楽という本を読みましたね。

 

 

 

ニッポンの音楽 (講談社現代新書)

ニッポンの音楽 (講談社現代新書)

 

 

かなりこちらの本は読み応えがありますね。

 

 

日本の音楽シーンを時代の変遷、音楽機材の変遷を経てどう変わっていったのかが書かれていて「なるほど」と思わせてくれるものでした。

 

 

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 さて今日、久しく行ってなかった本屋に行く機会があり、新書コーナーを探していたのですが、興味深いタイトルが目に付きました。

 

 

 

「Jポップ」は死んだ (扶桑社BOOKS新書)

「Jポップ」は死んだ (扶桑社BOOKS新書)

 

 

 

 

いやータイトルだけで買う理由になりましたね笑

 

 

一応目次をみて、これは読む価値があると思い、即購入。

 

 

家に帰ってから1時間ほど掛からずに読み終える事が出来るほど読みやすく、わかりやすい文章でした。

 

 

 

簡単に内容をまとめるのであれば、音楽産業の変化、「音楽」というコンテンツの在り方の変化を書いたものですね。

 

 

このタイトルの括弧付きのJ-ポップは察しのいい方なら想像つくかと思われますが、従来の音楽の売り方、つまり90年代にCDがミリオンを連発していたような音楽の売り方の事を指しています。

 

 

この括弧付きのJ-ポップが死んで、現在の日本の音楽がどうなっているのかについて書かれたものですね。

 

 

アマチュアミュージシャンの現在、そしてインターネットという媒体の登場というところから最終的にどこに市場があるのかという話まで広がっていきます。

 

 

割と買って正解だったなと思わせてくれた本でした。

 

 

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ただ、この本で注意しておきたいのはあくまでケーススタディという事です。

 

 

各章毎で内容がガラリと変わるので、ひと続きと思って購入するのは良くないですね。

 

 

あと、個人的に感じたこととしては、決して括弧付きのJ-ポップが死んだわけではないのでは?ということです。

 

 

正確には死んだのではなく、規模が縮小したと言えるのではないかなと思います。

 

 

しかしかなり今後の音楽活動に影響してくれそうな内容で個人的には買って満足です。

 

 

またなんか読んだら報告したいと思います〜

 

 

ではでは

 

 

tre