【レビュー】ポピュラー音楽の世紀/中村とうよう【新書】
運が良いのか悪いのか、インフル・パンデミックの波を無事に駆け抜ける事が出来そうです。
どうもtreです。
さて、ツイッターでもチラッと言ってましたが、久しぶりに本のレビューです。
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古本屋で見つけたこの本を荒読みしましたので、また細かく見てレビューさせてもらいたいなと思います。#ポピュラー音楽の世紀#中村とうよう pic.twitter.com/b1TbK9G00h
— tre(トレ) (@tre_akogi) 2018年2月4日
とりあえず写真を載せないと味気ないのでタイトルドン↓
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本文より
空前のできごとが相次いだ二十世紀の百年を、いろんな方が分析し、さまざまに総括しておられる。ぼくはこの世紀を“ポピュラー音楽の時代”としてとらえてみた。ポピュラー音楽こそ時代に生きてきた大衆の心を映す鏡だったのであり、これを見つめることで歴史の基底が明らかになると思うからだ。
という文面から始まります。この本が出版されたのが1999年ですので、大体20年ほど前に書かれたものです。
つまり二十世紀はクラシックのような芸術音楽と民謡のような民俗音楽との両方の要素を持った「ポピュラー音楽」が大衆の代弁として商品市場に出されて行った時代であるということです。
「ポピュラー音楽」も今日賑わっているような「ポップス」という意味よりも、ジャズ、ボサノバ、タンゴ、ブルース、ロック…というような多くのジャンルの総称として使われています。
「ニッポンの音楽/佐々木 敦(講談社現代新書)」や「j-popは死んだ/烏賀陽 弘道(扶桑社新書)」のような感覚でこの本を取ると少し違和感を感じるかもしれませんが、読みやすい文章とわかりやすい表現なので、音楽が趣味の方はすんなりと読めるかもしれません。
続いて、本書の中心的な部分を主観ですが、3つにまとめてみたいと思います。
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○「ポピュラー音楽」たる理由
本文より
商品として売るために作られた歌がポピュラーソングだ、と言っていいだろう。歌以外の楽器演奏の曲なども含まれるなら、商品として売るために作られた音楽がポピュラー音楽、ということになる。
ポピュラー音楽とは、商品として売られなければポピュラー音楽としては成り立ちません。楽譜販売にしろ、レコードにしろ、作曲家、作詞家と大衆とを結びつけてそこに金銭的なやり取りが発生する環境がなければ、ポピュラー音楽というものは存在しないのです。故にレコードやCDや楽譜印刷が出来なかった時代では、商業的な音楽という概念自体がなかったのでしょう。
○エンターテイメントの中の音楽
本文より
歌と芝居はどう繋がっていたか、などという設問は無意味である。どこの地域でももともとは、歌や芝居や、さらに踊りや、さらに踊りやお笑いや手品やアクロバットや、すべてがいっしょくたで芸能という不定形なものを成していた。
本文より
ただし音楽を商品化する資本主義の時代になって、芝居の要素とは切り離したポピュラー音楽という形が一応は成立する。
本文より
芸能の根っこを完全に断ち切ってしまった純粋な“音楽”などというものは、大衆の心には届かないのではないだろうか。
本書の中盤の内容です。各ジャンルのポピュラー音楽の生成の要素として、ショウと呼ばれるものがあった事から、音楽はエンターテイメントを構成する要素の一つであった事が挙げられています。また、商品として成り立つようになった音楽も、その中にエンターテイメント性を内包されていなければ大衆には届き辛いのではないかと提起されています。
○今後の見通し(20年前)
本文より
この本は、ポピュラー音楽とは商品として売るために作られた音楽だ、という定義からスタートした。だが、音楽を売るための代表的な商品形態だったレコードとかCDというものが、やがて消えようとしている。
本文より
本質は同じであっても、そこまでメディアの形も売り方も変われば、音楽産業の大変革を招くだろうことは疑いない。
本書の最後の章で語られています。業界の間で、配信という新たな売り方が出てくるという予想はされていたが、いよいよそれが動き出すという事が挙げられています。マドンナやマイケルジャクソンがMVという音楽と映像を融合させた(エンターテイメントに戻ったような)メディアを出して脚光を浴びたように、新たな変革が起きると筆者は述べています。
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ここまで読んでみての私の感想を述べます。
基本的な音楽と商業の関係性について学ぶに持ってこいの本です。二十世紀初頭のポピュラー音楽の黎明期のクリエイターの苦労や最期について簡単に納得いきましたし、また各音楽の成り立ち、個人的にこの本書を買うに至ったジャズの成り立ちの記述には、唸るものがありました。
ほとんどの章が、ポピュラー音楽の成り立ちについての記述ですので、商業的なものに興味がない方も、音楽の記述で楽しめるかと思いますし、逆に音楽と商業のある種「忖度」というものが見えてくると思います。
決して軽い読み物とは言い難いですが、音楽が本当に好きな方、ミュージシャンの方、また音楽の商業主義について批判的な考えの方などの方にオススメしたいです。
適当に古本屋で買ったにしてはとてもいい買い物をしましたね←
改めてアマゾンではこちらから
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過去の本のレビューはこちらから
↓↓↓
それでは
see you!!
tre
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【追伸】
You Tubeのオリジナル曲の総再生数が200回を超えました。皆様のおかげです!ありがとうございます!
次上げるのは4月以降になるとは思いますが、 今上げている5曲を聴き倒して下さるとありがたいです!
それぞれの楽曲はこちらより聴けますので確認をよろしくお願いします!
それでは改めて…
ではでは
tre
【どっちがいいの?】最初に買うアコギは安いアコギ?高いアコギ?【考察】
いざ修羅に入る!
どうもtreです。
弾き語り界永遠に定まらないテーマについにこのブログも足を踏み入れました。
こんな私がこの危険な話題に手を出していいのか甚だ疑問ですが、煮るなり焼くなりして下さい。
ではタイトルドン↓
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今まで有り難いことに、初めて買うギターの相談に乗ることが多かったのですが、高い物が良いのか安い物でいいのかというところは難しいところですね。
色んな人の意見を聞きますが、私も然り人によって答えが違うんですよね。正直私も答えに困るところなのですが、安いのが良いのか高い方が良いのかのそれぞれのメリットとデメリットについて考えてみたのでまとめてみます。
そもそものアコギの値段帯についてはこちらの記事を参照下さい↓
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○安いギターを買う
- メリット
- 初期投資が少ないので、気軽に始めてるし、万が一辞める場合でもダメージが少ない。
- カラーバリエーションは安いギターの方が豊富な場合が多い。
- とりあえずギターという物が知れる。
- デメリット
- いつでも辞めれるという意識が、練習不足の原因にもなり得る。
- ギターの質はどうしても落ちるので、チューニングが狂いやすい個体もある。続ける場合は新たにギターを買う必要が出てくる。
- 安くても良いものはあるが、人前で演奏する場合には向かない場面が多い。
○高いギターを買う
- メリット
- 「高いモノをせっかく買ったんだから練習しよう」とモチベーションの物理的向上に繋がる。
- 安い物よりも音は出やすいので、上手く聞こえる。上手く聞こえるので、上達が早くなる。
- 良いギターの音色を早々に知ることになるので、より知識の幅が広がりやすくなる。
- そのギター1本で良い。
- デメリット
- 初期投資がかかるので、辞める場合は非常に大きな損失となる。
- 高いギターほど繊細である場合がほとんどなので、メンテナンスに気をつける必要がある。
- 良いものを知ってしまっている故に次に買うギターも高くなりがちである。
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最早どっちが良いかなんて宗教ですね。大学のサークルなんかで先輩面した奴に高いの、安いの云々ぬかすわけですが、どちらの方が優れているかなんてことはないですね。
ここで終わると、結局どうすれば良いんだよとなると思うので、私なりの意見を述べたいと思います。
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○何でも良いからタダで貰う
親兄弟、親戚、友人からタダで貰う、若しくはタダ同然で貰うという手があります。ギターマニアの友人を見つけて、「ギター良いな〜始めたいな〜」って言うと20〜30%の確率でギターを貸してもらえたり、何とかしてギターをくれたりします。その分、アレコレと聞いてないことまでギターの事を教えてくれますが、そこは知識として受け取ってあげて下さい…。
最初は教えて貰う方が良いので、ギターのついでに弾き方まで教わると良いと思います。1人だとどうしても続きにくいので、人と会って話すと割と続きやすいと思います。
なのでギターを始めたい方は是非ギター好きな友人知人をあたってみて下さい。
もし周りに居ない場合は、ギターの購入する必要があります。上記のメリットデメリットを考慮して、自分に合ったものを購入してみて下さい。
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【おわりに】
この議論は向こう100年は永遠に決着はつかないと思いますね。
高い安い以外にも、「形が気にいったらそれを買え」教の方や、「エレキから始めても良いんじゃない」教の方もいらっしゃるので、決着はつきませんが、それぞれのメリットデメリットを考慮して選択して下さい。
ギターを買う段階、つまりスタートダッシュは大事ですが、それ以上にウダウダ言わず適当に買ってさっさと始めることも大事です!
意外と勢いって大事だったりします←
何かしらの形でギターを手に入れた初心者の方はこちらのブログで、練習方法をまとめてますので宜しければご覧下さい!
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それではまた来週!
see U!!!
tre
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【追伸】
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ではでは
tre
【アコギを知ろう】アコギ界の変態達【入門編】
【報告】
先月初の月間pv500を達成する事が出来ました。多数の閲覧を頂きまして本当にありがとうございます。
すでに今までの知識、経験の貯金は底を尽きかけてますが、インプットし続けてアウトプットしていけるように努めてまいりますので、よろしくお願いします。
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ほーしーきーらきーらーっ♩
どうもtreです。
最近アーティストの紹介をしていなかったなと思い返し、多くの方にアコギの深さを知ってもらいたいと思いこの話題をドン↓
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・村下孝蔵
あの、はい理解が出来ません。入門編と銘打っていて早速理解が出来ないかと思われますが、ご了承下さい。
シンガーソングライターであり、トッププレイヤーでもあった村下孝蔵様を紹介させて頂きます。
天が彼に与えたものは、歌声、作曲センス、作詞センス、ギタープレイの技術と我々プレイヤーが一つでも持ち合わせるのがやっとなものばかりです。
高難易度のソロギターを「遊び」と評した彼の言葉の裏には、数知れぬ自信、実力が見え隠れします。
クラシックギター、フラメンコギター等の技術も入っているので、理解しきれない部分がたくさんありますが、ギターを愛し、様々な技術を取り込む姿勢は学ぶべきところがあるかもしれません。
「簡単なポップスですよ〜感」を出しておいていざカバーしようとすると「やってられるかぁ!!」となるアーティストNO.1のお方です。詳しい解説は以前のブログに書きましたので、補足程度で書きます。
彼の変態具合はギターの中に収まるところを知りません。楽曲、コード、ストロークパターンは言わずもがな、弾き語りの周辺領域であるブルースハープ、カズー等の楽器でも常人には到達し得ない域まで極めてます。
私にとっては「神」のような存在ですが、変態入門編という事で取り上げさせてもらいました。
・ジョンメイヤー
「ライブでこれ…?」、もう一度言います、
ライブでこれ?!
変態と呼ばずに何と言いましょうか…。
彼もまた神に愛された男で、作詞、作曲、プレイ、歌声、それに輪を掛けてプロポーション、ルックスも与えられた方です。我々凡人が到達し得ない変態です。
故にエロいです。
独特のフィンガリング、そしてブルースという日本人にとってあまり身近ではないジャンルなので、「一生彼の曲しか弾かない」くらいの意気込みがないと完コピは難しいと思いますが、やってみる価値はあります。
ちなみに私は完コピは諦めました。
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【おわりに】
久々のアーティスト紹介でしたが、まだまだ知識が至りませんので、各アーティストのファンの方にはご了承頂きたいです。
また機会をみてアーティスト紹介が、出来れば良いなと考えているのでよろしくお願いします。
いつか変態と呼ばれたい(小声
ではでは
tre
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ではでは
tre
【曲が作れない】ルーツのルーツを知る【スランプの貴方へ】
週一更新は楽じゃないぞ…。
どうもtreです。
ギターが今弾けない生活なので、概念的な記事が多くなりますが、ご了承下さい。
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さて、弾き語りの人間はギターを弾いて歌を歌うだけではありません(唐突
作詞作曲アレンジ等々、「曲を作る」作業が必要な方々も多いでしょう。
オリジナルを作る時に最初の数曲は、今まで溜め込んだ知識や想いの整理して楽曲を作るので、精度は問わず意外と出来たりするものです。
しかし、作ってみて凝りだしたり、もっとこうしたいああしたいと色々と考えていくうちに、曲が書けなくなる、若しくは書きにくくなる事は誰にでもある事です。
このスランプにどう打ち勝つかが、アーティストとして、そしてクリエイターとして続けていく上で、必要なスキルではないかと思うで、その私なりの対処法を拙いですが、書いてみようかと思いこのタイトル。
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・自分のしたい事を整理する。
「弾き語りをしたい」という想いで弾き語りを始めた方が多いと思いますが、もう一つ段階を上げてみて「弾き語り」を通して、自分がどうしたいのかを考えてみると良いかもしれません。
例えば「自分の曲を聴かせて悲しい気持ちの人を慰めたい」とか「難しい事をやっている姿を見てもらって悦に浸りたい」など身近な目標なり方向性なりを決めてみると作る楽曲の方向性は少なくとも定まると思います。
ちなみに私が1人でライブハウスでやってた頃は、「難しい事をして悦に浸りたい」一心で曲を作ってました←
しかし歌詞で評価されたり、曲構成で評価されたり、声で評価されたり、自分の想いとは違う部分で褒められる事の方が多かったですが、まぁそんなもんです…笑。
・ルーツのルーツを知る
上の作業が定まっている人、若しくは難しい事は考えたくない人向けに、「ルーツのルーツを知る」という方法を紹介したいと思います。
誰かしらに憧れて弾き語りを始めた方が多いと思います。作る楽曲も恐らくそのアーティストに似ている部分はありませんか?
そう、そのアーティストも貴方と同じように誰かしらに憧れて音楽を始めた可能性は非常に高いです。
いつもヒントをくれているそのアーティストがどんな音楽を聴いてきたのか、聴いているのかを知る事で何かヒントを得る事が出来るかもしれません。
例えば、長渕剛が好きで弾き語りを始めたという人が作曲で困ってるとするならば、長渕剛の曲だけではなく、長渕剛が好きなアーティストや曲を聴いてみるとヒントを得る事が出来るかもしれません。長渕剛は吉田拓郎を聴いていたと公言していた(はず)ですので、吉田拓郎の楽曲も聴いてみるとヒントになると思います。
・何をしてもダメな時
どうしても、何をしても、駄目ったら駄目なんだって時もあります。精神的な要因、インプット不足等々、様々な原因はありますが、そんな時は全てを放っぽり出してみましょう。何も音楽に関わらないという作業も必要です。
音楽の世界だけに音楽のヒントがあるわけではありません。映画、演劇、小説、自己啓発本、絵画、食事、旅行等、気分転換に音楽とは離れた場所に行ってみるのも良いかもしれません。
もしそこから何か感じる事があれば、そしてその感じた表現の方法に「弾き語り」という選択肢があるなら、もう一度ギターを手に取ってみてはいかがでしょうか?
それは今までの楽曲とは違うかもしれませんが、一つ成長した貴方の楽曲になっていると思います。
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【おわりに】
作詞作曲の方法なんて人それぞれですし、物事の感じ方になるとまた違ってきます。
私の作詞のこだわりについて知りたいという方は見辛いですが、こちらに書いておりますので、お暇な方は是非ご覧下さい。
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スランプは必ず訪れます。勢いで作れる時もありますし、何ヶ月掛けても一行も進まないなんて時もあります。中々ペースが掴めない人もいるかと思いますが、この記事が少しでもヒントになればと思います。
それではまた!
see U!!!
tre
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tre
【コツ】バンドの曲を弾き語りアレンジしたい人へ【tre式】
今の生活が落ち着くまで週一更新になって居ます。
どうもtreです。
最近身の回りで、弾き語りを始めたバンドマンの方々が多くなってきていて、アコギの1プレイヤーとして凄く嬉しいです。
弾き語りのジャンルという記事を過去に書いたのですが、バンドマン系の方々はバンドの楽曲をされることが多いと思いますし、また初心者の方でもバンドの曲をアレンジしたいと思われる方も多いと思います。
しかし、「バンドの曲ってどうアレンジすれば良いの?」と思われる方もいらっしゃると思うので、私なりの方法を伝えることが出来ればなと思いタイトル
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いくつか段階に分けてお伝え出来ればと思います。
・初級編「バッキングギターのコードを拾う」
楽曲によってはこれだけで良いかもしれません。原曲のバッキングギターがやっていることをそのままやるだけでも雰囲気が出ます。コードが拾えない方はU-フレットに大体の曲はあるので、そちらを参考にしてみて下さい。指の形まで出るのでわかりやすいですよ。
・中級編「音数の調整、パワーコードとローコードの取捨選択」
よりアレンジしたい!もっと雰囲気を出したい!という方は音数の調整、パワーコードとローコードの取捨選択によってより構成を深めることができます。
ロックな曲をロックなテイストで弾きたい時はパワーコードを使ったり、逆に静かに弾きたい場合は、ローコードに変えてジャラーンと弾いてみたりと押し引きが出来るとそれっぽくなります。
弾かなくても成り立つのが、弾き語りです。奥が深いです。演奏構成の足し算引き算が出来るようになると、弾き語りの曲でも自然とアレンジが出来たり、オリジナルでも表現の幅が広がったりするので、初心者の方も「次はこう変えてみよう」と挑戦してみると良いかもしれません。
・上級編「右手でニュアンスを出す」
右手に意識が行った時点で貴方はもう上級者です。アルペジオとストロークの取捨選択に加えて中級編の音数の調整等をすると、より高いレベルのカバーができます。「本家が弾き語りバージョン出したらこんな感じかな」とか「自分のオリジナル曲の雰囲気に合わせたい」とか「今日はこのバージョン♩」というようにこのレベルになってくると同じ曲のカバーでも人によって別の曲に聴こえます。再生回数の伸びの関係なしに色んな人のカバー動画を見てみるとより幅は広がっていきますので、参考にして見て下さい。
右手のニュアンスこちらもご覧下さい。
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さてここまでは「弾き語り」と呼べる範囲内です。ここからは少し浮世離れたレベルを少しだけ紹介します。
・変態入門編「楽曲の捉え方を変える」
バッキングギターやリードギターの音をアコギに落とし込むという捉え方でなく、バンドサウンド全体をアコギに落とし込むという捉え方に変えると変態への入り口に立つことができます。
具体的にはルート音、コード音、リード音、パーカッションを織り交ぜて、更にそこに歌を入れるという風になっていきます。
構成の作り方は様々ですが、少なくとも8分のルートを親指で弾きながら、残りの指てアルペジオをしながら、たまに手を浮かしてボディをカーンッと叩くという余裕が必要になってきます。
…やる人はやってるんですよこれ()
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【終わりに】
変態入門編なんてしなくても、中級編、必要であれば上級編まで出来ればまぁ人前で演奏するには充分だと思います。
いくらでもやり方があって、やりたいようにやっても人に迷惑を掛けないのが弾き語りです。自由度が高い分、表現に困るかと思いますが、色んな人のカバー等を観て、パターンを知っていくと自分なりの答えが見つかると思います。
初心者の方はこちらの記事を先に読んで頂けると、より理解が早いと思います↓↓↓
ではでは、良き弾き語りLifeを!
see U !!
tre
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【追伸】
You Tubeのオリジナル曲の総再生数が200回を超えました。皆様のおかげです!ありがとうございます!
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tre
【カバー】treの気まぐれ弾き語り#4〜6【まとめ】
何故人は冬でも動けるように身体を作ったのでしょうか?
どうもtreです。
いやぁ、やっとカバー動画を上げることが出来ました…()
3本溜まったらブログにまとめると言いつつ全く時間がない…
毎日UPしている人は何なんですか?時間が有り余ってるんですか?!
というわけでタイトルドン!
[気まぐれ]カバー4本目[弾き語り]
— tre(トレ) (@tre_akogi) 2017年11月9日
少し時間が空きました…
過去にやった曲ですが、色々と小技入れ直しました〜#THE GALAXY EXPRESS 999#ゴダイゴ#弾き語り#cover#カバー#拡散希望#音楽好きな人と繋がりたい #フォローした人全員フォローする pic.twitter.com/G1MDiFYPE8
楽曲自体も楽曲構成も素晴らしいし、サビの印象も凄い曲。大昔にアレンジしてライブでやったのですが、当時から受けは良かった曲ですね。イントロと間奏はかなり再現度は高かったと思います。意外と簡単なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
・雨/ペトロールズ
[気まぐれ]カバー5本目[弾き語り]
— tre(トレ) (@tre_akogi) 2017年12月15日
レコーディングやらなんやらで1ヶ月振りのカバーです。
尊敬するアーティストの曲をしました。
ピック下手くそやなぁ…#雨#ペトロールズ#長岡亮介#浮雲#カバー#弾き語り#拡散#フォロバ#音楽好きと繋がりたい pic.twitter.com/qSxXnnzup1
我が敬愛するペトロールズの曲です。ギターボーカルの長岡亮介(浮雲)様がこの曲を弾き語りしているので、それも見つつバンドも見つつ自分なりにアレンジしました。指が動かないのとピックを使ったので、グダグダですが、「好き」に勝てる理由はないので、失礼ながらカバーさせてもらいました。
・サーカスナイト/七尾旅人
[気まぐれ]カバー6本目[弾き語り]
— tre(トレ) (@tre_akogi) 2017年12月30日
少し前に教えて貰ってから頭にこべりついて離れません…#七尾旅人#サーカスナイト#弾き語り#カバー#音楽好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/OxjlQrPNT4
先日レコーディングさせてもらった成本沙樹から教えて貰った曲です。いやぁ浮遊感がすんごい、声がすんごい…。コードは繰り返しなので、単調にならないようにアルペジオとストロークを混ぜながらしました。原曲は本当に脳がとろけます。ずっと聴いて居たくなる曲ですね。
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本当に撮る暇がない(迫真
気長に待って下さい…。
過去に上げた曲も上げ直したりしていけならなと思っております。楽しみにして下さっている方にご迷惑をお掛けしております。
ではでは
tre
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追伸
オリジナル曲はこちらより聴けますので、是非よろしくお願いします。
ではでは
tre
【無駄】多くの弾き語りの人間がエレアコにエフェクターを挟まない理由【必要】
年明け二発目の記事ですね。
どうもtreです。
エレアコのサウンドについて色々な記事を書いて参りましたが、そう言えば根本的なところに触れて居なかったなと思ったので、この事を記事にしようかと思います。タイトルどん↓
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【問題】
私の周りの話になるのですが、弾き語りの界隈の中で、エレアコの音質を向上させる為だけにエフェクターを挟んでいる人なんてほんの一握りです。
空間系の飛び道具(ルーパー、コーラス、リバーブ)を使う人は居ても、EQ、コンプ等を挟んでいる人は出会った中で1人か2人でしょうかね。
自分はその中で言えば拘っていた方でしたので、何故他の人が拘らないのか不思議で仕方がなかったのですが、色んなアーティストと交流する中で、感じた事、見えてきた事があるのでそれをまとめてみます。
【疑問】
何故多くの弾き語りのアーティストがエレアコにエフェクターを挟まないのかという疑問の答えは非常にシンプルでした。彼らには「必要がない」んです。正確に言うと、「拘る必要」がないんです。詳しく解説していきます。
【背景①】
まず、弾き語りの界隈(お客さんも込み)で、アコギの音を聴き分けることが出来る人はほんの一握りです。そして、エレアコの音だけでそのアーティストを評価する人なんてそこから更に減ります。つまり、音に拘る時間とそこから得られる成果が比例してないわけです。別に拘ったところで分かる人にしか分からないものなので、過去に拘っていた人も馬鹿らしくなって辞めているというパターンも少なくありません。
【背景②】
次に演者側からの視点としては、「歌いたい」人が少なからずいることです。確かにギターの音色が好きなのだと思います。そして、弾き語りというスタイルも好きなのでしょう。しかし、ギターがあくまで歌う(伝える)為のツールでしかないという人も一定数いるのです。個人的な推測ですが、そのアーティストがもしピアノが弾けたとして、ピアノで曲が浮かんだ場合はピアノで弾き語りをするのだと思います。つまりその人にとってギターという存在は二の次なのです。
【結果】
これらの背景より、弾き語りにおけるギターサウンドは、お客さんにしても演者にしても特に重要視されていないという事が見えてきました。
では何が双方で重要視されているのかというと、身もふたもない話ですが、「楽曲」です。お客さんは楽曲やそこからの雰囲気であったり、人柄や楽しめるかどうか、その辺りを判断しています。そして、アーティストは求められている楽曲製作、ライブパフォーマンス等の部分で重点的に拘るのです。音作りなんてその「ついで」なのです。弾き語りのアーティスト同士の会話で、機材に関しての話題で盛り上がる事は少なく、楽曲の話題や声の話題で盛り上がるところを見ていると、ギターサウンドの注目度は低いと言わざるを得ません。
【考察】
以上だけを考えるのであれば、ギターサウンドに拘るという選択肢は無駄であると判断されてもおかしくありません。要は聴き苦しくなければそれでいいという事です。実際にライブハウスではDIもありますし、またPAさんの技術も素晴らしいので、勝手に整えてくれる事も多いです。故に、エレアコとシールドしか持ってこないアーティストが多いのです。以上が、「弾き語りの人間がエフェクターを挟まない理由」であると私は考えます。
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ここまでで終わると、私のこれまでの記事は全て自己満足になってしまいますので(自己満足がほとんどを占めておりますが)、ここからは私がエレアコサウンドに拘る理由であったり、自己満足だけではなかったりするところをまとめてから、自分の意見を言いたいと思います。
【私が音作りに拘る理由】
私がエレアコのサウンドに拘る理由も非常にシンプルです。アコギが好きなんです。アコギのサウンドが好きなんです。それだけです。しかしこの漠然とした理由から結構分岐していきます。
私はアコギが好きで、様々なプレイスタイルを駆使しております。ストロークだけでなく、アルペジオ、スラップ、叩き、ハーモニクス等、弾き語りの癖にテクニカルなモノが好きです。故に楽曲も複雑なモノになりがちです。このテクニカルなモノをラインサウンドで表現するとなると、DI直差しだけでは厳しくなってきます。
現在、手に届く値段帯のアコギのピックアップの音声信号はまだ安定したものではありません。安定しない理由は、ピックアップがよりリアルにホール内の音を撮ろうとして無駄な音まで拾っているからです。つまり無駄な音を切らなければならないのですが、これだけ技術を使う分、そのテクニックの度に、必要な音、不必要な音は変わってきます。
しかし、自分の楽曲のイメージやサウンドを短い時間の中でPAさんに伝えきるというのは私の場合は難しい場合がほとんどです。なのである程度自分で音を作り込む必要があります。その為にエフェクターを挟むのです。
もう一つの理由としては、アコギ・サウンドが好きだからという事です。
アコギのサウンドとエレアコのサウンドは似て非なります。より高性能なピックアップシステムの搭載されたエレアコが近年出てきておりますが、それでもエレアコが再現出来る音はアコギ・サウンドの一部でしかありません。「アコギの生音」と呼ばれるものは、弦の振動、ピックや指が弦に当たった音、ホールの音、ギター全体の振動、コードチェンジ時の音等、多くの情報を含んでおります。これらの情報をラインサウンドに置き換えているのがエレアコですが、正直再現出来ているのは一部です。故に、生音とラインサウンドにはギャップが生まれるわけです。私としましては、このギャップを出来る限り少なくしていきたいと考えるわけです。
私の拘る理由の総括としては、テクニックのよりクリアな再現、生音からのギャップの少ないラインサウンド、そして忘れてはいけない各ライブハウスでのシステム、これらを総合的に考えて、ラインサウンドというものを出したい。故に、それらをやりやすくする為に、エレアコにエフェクターを挟んでおります。
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さて、多く人が拘らない理由、そして私が拘る理由を書いてきましたが、ここから私の考えについて書いて参ります。あくまで私の考えですので、別に良いやという方はここで戻って頂いて構わないです。
【私からの愚見】
私の意見としては、弾き語りの人はもう少し拘っても良いのかなとは思います。まず楽曲製作の時点で、多くの人は生音で製作していると思います。そこで出来たものをラインサウンドでライブをするということはつまり、楽曲製作時のものとライブでやっているものは正確には違うモノになっていると思うのです。もしそうであるのなら、楽曲製作の時点からラインサウンドでやるとそのギャップは完全になくなるわけですが、その作業は面倒だと思います。生音で製作した曲をライブでもそれを再現するのであれば、そのギャップを減らす作業があっても良いのかなとは思います。
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【おわりに】
これだけ長い記事も久しぶりですね。偉そうなことをつらつら書きましたが、まだまだ自分も勉強中ですし、もっと言うのであれば「生音を完全再現すること=音が良い」とは必ずしも一致しないのも事実です。奥が深い割りになかなかアコギの音作りに関して交流することが難しいという現実もあります。
なのでこの記事が考えるきっかけとなって下さると幸いです。そして、「てめぇの考えは甘い!」と怒って下さる方も募集しております。←
音作りに関しての記事もこちらに掲載しておりますので、見てみてください。
【zoom A2の話】
【私の足元の話】
【重ねてZOOM A2の話】
ではではこの辺で!!
tre
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【追伸】
You Tubeのオリジナル曲の総再生数が200回を超えました。皆様のおかげです!ありがとうございます!
次上げるのは4月以降になるとは思いますが、 今上げている5曲を聴き倒して下さるとありがたいです!
それぞれの楽曲はこちらより聴けますので確認をよろしくお願いします!
それでは改めて…
ではでは
tre